令和2年度 事業開発支援
札幌型ものづくり開発推進事業(札幌市補助事業)
分野 | IT |
企業・団体名 | 恵比寿システム株式会社 【札幌市】 |
事業の概要 |
道東沿岸で行われている「地まきホタテガイ漁業」において、漁獲前の資源量予測調査は、安定生産を実現する上で非常に重要であるが、従来の調査法では、資源量の推定誤差が大きいことに加え、調査に時間を要するなど課題が多くあり、高精度かつ低コストな調査法が求められている。 当社は産官学連携により、海底画像の取得からホタテガイ資源量の推定(推定誤差5%以下)までを一元化した「漁場可視化システム」を開発したが、商用化には目視工程の削減が必要であり、本事業にて自動計数プログラムと海底画像撮影装置の改良により解決を目指す。 |
分野 | 製造 |
企業・団体名 | 株式会社札幌教材製作所 【札幌市】 |
事業の概要 | 建設土木業界において、現場長は工事完成報告書を作成する上で、現場写真撮影後の整理作業に時間が大きく割かれており、労働時間の改善が大きな課題となっている。本事業では、工事現場用黒板に記載された工事記録をAIによって自動解析し、既存の工事管理ソフトへのインポートも可能な業界初の画期的なシステムを構築する。 |
分野 | 介護支援 |
企業・団体名 | 株式会社サンクレエ 【札幌市】 |
事業の概要 | 介護スタッフ不足の解消と健康寿命の延長に寄与する目的で、手引き、寄り添いが必要な高齢者がベッドからボタンなどで呼ぶとベッドサイドまで歩行器が自動で走行し、トイレなど移動したい場所をパネルから選択すると自動で誘導・アシストする。また、前方に障害物等があれば止まる「自動運転の歩行器」を開発する。 |
分野 | 製造 |
企業・団体名 | トライ・ユー株式会社 【札幌市】 |
事業の概要 | 高速道路上の工事などで規制内に居眠り車両等が進入し、工事車両や作業員及び隊員が巻き込まれる死亡事故が発生していることから、危険車両を強制停止可能な高速道路向けのバリケードの開発について当社に相談があったもの。本事業では、人力での設置及び移動が可能で、時速80㎞で走行する自動車が衝突しても20m以内で制止できる高速道路向け防護柵を開発する。 |
分野 | IT |
企業・団体名 | 株式会社メディア・マジック 【札幌市】 |
事業の概要 | 本事業では、小規模飲食店向けの、低価格で利用できる誘客・テイクアウトシステムを開発する。システムはクラウド上で稼働し、各飲食店の利用客は専用のスマホアプリで、スタンプカード・クーポン・テイクアウト注文の利用、イベント情報等の受信が可能なサービスを提供する。 |
分野 | 食 |
企業・団体名 | 和弘食品株式会社 【小樽市】 |
事業の概要 |
ホタテ煮汁をはじめとした水産物、農産物等の副産物資源を利用し、従来の味中心のエキスではなく、「自然な出汁香」エキスの開発を本事業の対象とし、従来型エキスと組み合わせる事で、本物出汁の代替となる原料提供を目指す。 主に乾物から抽出される特徴的な香気は乾燥プロセスで食材に含まれるアミノ酸と糖のメイラード反応によって生成される物質が多く、本事業では乾燥プロセスの代替として亜臨界水反応プロセスを活用する事により、簡易且つ効率的にリーズナブルな価格で高付加価値素材を提供する技術を構築していく。 |
札幌型環境(エネルギー)技術・製品開発支援事業(札幌市補助事業)
分野 | 技術・製品開発支援 |
企業・団体名 |
株式会社から屋 【札幌市】 |
事業の概要 |
昨年度の補助事業で、エコブレス®のハイブリッド給気制御に際する技術課題が判明。①自然給気時のバイパス機能の安定化を図るユニットの仕組み改良と、②夏場の冷房負荷を削減できる給気制御プログラムの最適化、及び③ユニットの市販化に向けた細部の改良を行うことにより、エコブレス®省エネ性能の更なる向上のための改良開発を行う。また、今後のユニット拡販に備え、AIによる情報処理技術の導入により、エコブレス実施図作成のための解析業務効率化を図るもの。 |
分野 | 技術・製品開発支援 |
企業・団体名 |
株式会社ハイテックシステム 【恵庭市】 |
事業の概要 |
北海道では、灯油は家庭用エネルギーに占める割合の高いことから、価格や供給を安定する上で、スマートメーターやHEMSで灯油の使用量を見える化する総合(家庭・配送業者)エネルギーマネジメント(以下、EM)が必要となる。 仕組みとしては、家庭では、灯油HEMS導入で灯油使用量を日々確認でき、配送業者では、HEMS情報を基に定期配送から定量配送に変更し、配送効率の改善が期待出来る。 本事業では、灯油残量センサー、灯油タンクの残量を無線で自動送信するシステム及びクラウドサーバー内に運用管理システムを開発し、家庭と配送業者にEM情報を提供する。 |
分野 | 技術・製品開発支援 |
企業・団体名 |
株式会社フレイン・エナジー 【札幌市】 |
事業の概要 |
弊社は今後の水素社会が加速するには水素需要拡大が必要と考え、そこでLOHC(有機ハイドライド技術)を活用した小型水素車両の開発を進めている。本事業では「バッテリー容量を小型化し車上で連続的にFC(燃料電池)発電による充電するFCレンジエクステンダー方式」を実証し、特装車両(ターレット、カート、散水車、冷蔵車、電源車、ごみ収集車など)を中心に事業化を目指す。 |
分野 | 技術・製品開発支援 |
企業・団体名 |
北海道エア・ウォーター株式会社 【札幌市】 |
事業の概要 |
食品加工残さは種類や量が変動するため、適切な利用ができず、コストをかけて産廃処理されている。そこで、これらの食品加工残さを破砕処理せず、そのままの状態でメタン発酵し、再生可能エネルギーであるバイオガスを取り出し、かつ発酵残さから完熟堆肥を製造する国内初の乾式メタン発酵バッチシステムを開発する。 発生したエネルギーはプラント内に供給し、余剰分は食品製造工場などに供給する。 また、副産物としてメタン発酵残さから畑作農家や一般家庭向けの完熟堆肥を製造する。 |
分野 | 技術・製品開発支援 |
企業・団体名 |
一般社団法人北海道エコ普及環づくり協会 【札幌市】 |
事業の概要 | 廃食用油を活用した、低イニシャルコスト・環境配慮省エネ施設園芸生産システムを開発する。現在の灯油価格では、フィルムハウス栽培の生産コストが合わず、冬場生産ができない状況。そこで、既に実用化されている大規模な廃食用油暖房システムとは異なる、道内生産農家でも導入可能な販売価格を設定し、小型廃食用油給湯暖房システムを開発・実証試験を行い、道内はもとより、冬季の農業生産ニーズの高いモンゴル国等の寒冷地へ販売を目指す。 |